表書き判定ツール

慶事・弔事・お見舞い・贈答など、場面を選ぶだけで正しい表書き・水引の種類・のしの有無が分かります。

表書きとは?

表書き(おもてがき)とは、祝儀袋・不祝儀袋・のし紙の上段に書く言葉のことです。 「御祝」「御霊前」「内祝」など、贈る目的や場面を一言で表します。 相手への気持ちを適切に伝えるためには、場面に応じた正しい表書きを使うことが重要で、間違えると失礼にあたる場合もあります。

慶事(お祝いごと)の表書き一覧

結婚祝い・結婚内祝い

結婚祝いには「寿」「御祝」が一般的です。「寿」は万能な慶事の表書きで、最もフォーマルです。 結婚内祝い(結婚式に招待できなかった方からのお祝いへのお返し)は「内祝」と書きます。 結婚は一度きりの慶事なので、水引は「結び切り(10本)」を選び、蝶結びは使いません。

出産祝い・出産内祝い

出産祝いは「御出産御祝」「御祝」と書きます。出産は何度あってもよいおめでたいことなので、水引は「蝶結び」を選びます。 出産内祝いは「内祝」と書き、表書きの下に赤ちゃんの名前(ふりがな付き)を書くのが習慣です。 赤ちゃんの名前をお披露目する意味も込められています。

入学・卒業・就職祝い

「御入学御祝」「御卒業御祝」「御就職御祝」のように具体的な場面を書くほか、「御祝」でも問題ありません。 いずれも何度あってもよい慶事なので蝶結びを使います。水引は紅白で、のしも付けます。

長寿祝い(還暦・古希・喜寿…)

還暦(60歳)・古希(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)・米寿(88歳)・卒寿(90歳)・白寿(99歳)・百寿(100歳)などの長寿祝いには「寿」「御祝」を使います。 水引は紅白または金銀の蝶結び、のしはありです。還暦は赤、古希は紫というように年齢に応じた色のちゃんちゃんこを贈る風習もあります。

弔事(お悔やみごと)の表書き

宗教別の表書き

仏教の通夜・葬儀では「御霊前」を使うのが一般的ですが、浄土真宗では通夜・葬儀でも「御仏前」を使います。 神式は「御玉串料」「御神前」、キリスト教(カトリック)は「御花料」「御ミサ料」、プロテスタントは「御花料」「献花料」を使います。 宗派が不明な場合は「御霊前」が最も無難ですが、浄土真宗の可能性があれば事前に確認しましょう。

香典返しの表書き

香典返しの表書きは「志」が全国的に標準です。関西では「満中陰志」、中国・四国・九州の一部では「茶の子」なども使われます。 神式の返礼品には「偲び草」を使います。キリスト教ではお返しの習慣が薄いですが、贈る場合は「偲び草」が無難です。 四十九日以降は濃墨で書き、水引は黒白または黄白の結び切りです。

水引の種類と使い分け

結び切りと蝶結びの違い

水引には大きく分けて「結び切り」と「蝶結び(花結び)」があります。 結び切りは一度結ぶとほどけないため「一度きりであってほしい」場面に使います(結婚・弔事・快気祝い・お見舞い)。 蝶結びは何度でも結び直せるため「何度あってもよい」慶事に使います(出産・入学・就職・お中元・お歳暮)。

水引の色と本数

慶事は「紅白」または「金銀」、弔事は「黒白」または「黄白」を使います。 本数は一般的な慶事・弔事で5本または7本、結婚関連のみ特別に10本の水引を使います。 関西・北陸では弔事の返礼に黄白の水引を使う慣習があり、地域差がある点に注意しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 蝶結びと結び切りの使い分けは?

A. 「一度きりであってほしい」場面は結び切り(結婚・弔事・快気祝い)、「何度あってもよい」場面は蝶結び(出産・入学・お中元)と覚えましょう。 間違えると意味が真逆になる(例:結婚祝いに蝶結び=「何度も結婚してほしい」の意味)ため要注意です。

Q. のし(熨斗)はいつ付ける?

A. のしは慶事の贈答品に付けます。弔事・お見舞いには付けません。 ただし快気祝いは「病気からの快復を祝う」慶事なので、のしを付けます。 香典返しは弔事の返礼なので、のしは付けません。

Q. 表書きを間違えたらどうする?

A. 既に渡してしまった場合、受け取る側が気にしないケースも多いですが、気づいた時点で早めに訂正の連絡を入れるのが礼儀です。 書き間違えた袋はもったいなく感じますが、新しい袋に書き直すのが基本。二重線で消すのはマナー違反とされます。